今回はその南淡をそっくり一周するわけで、「山岳地帯」はまるっと制覇する必要があります。
そのアワイチにおける山岳地帯は大まかに4つの峠群に分かれます。
その全てが南淡にありますので、ある意味アワイチのハイライトは南淡じゃないかと思います。
あと、北淡の海岸線沿いってこう言っちゃ叱られるかもしれませんが、面白みがないというかどうでもいい道ですからね。
強いて言えば東浦の南あたりでデロリアンの実物が見られるくらいでしょう。
まあ、そういうわけで個人的に一度経験してしまった後は、「アワイチ」と言われても北淡部分はかったるいなあ、と思うわけで。
ということで今回我が家のアワイチはアワイチのハイライトをまるっと含む南淡一周コースをチョイスしました。
もう一つの理由は、いまだ100kmのライドを経験した事がない同居人の初100km越えが150kmっていうのはちょっとしんどいのでは? という思いがあったので南淡含めた一周100kmコースが丁度良いんじゃないかな、と。
そういうわけで我々の南淡アワイチは洲本スタート&ゴールです。
洲本出発の我々の場合、走り出して7kmくらいが平坦基調です。
7kmは微妙で、まだ体が温まるか暖まらないかというタイミングで最初の坂登りが始まるわけです。
とは言え我々の普段の週末ライドって、家を出たらすぐそこが最大10%越えの登り坂、というパターンなので、かなりマシな条件かと。
なので由良から水仙郷へ向けて登りはじめた最初の登りセクションでも
「今日は体が温まってからの上る感じでいつもより楽かも」
などと走りながら会話ができる程の余裕がありました。
我々のようなドライブ&ライド組は別ですが、本州側からジェノバラインという渡船でやってくる自走系サイクリストは始発そのものがまだなので、最初の登りはほとんど貸し切り状態でした。
洲本を過ぎるととたんにクルマも減りますので、路面の悪さだけ気にしなければ南淡は基本的に快適なライドになります。
有名な?「謎のパラダイス」を経由し、最初の登りである立川水仙郷付近の坂は足を残しながらクリアできました。
私が最初にアワイチをした時と違い、ずい分楽だったのは、走り込んだというよりも、二度目なので坂の状況がわかっていて心構えが出来ていた事がプラスに働いたのだと思います。
タイムトライアルをしているわけでも誰かと競争しているわけでもないので、無事にスタート地点の母艦(クルマ)までたどり着ければ成功なのですから。
「ムリしない」
が合い言葉です。
立川水仙郷を下り終えると、しばらくは淡路島の南側を走る平坦基調の道になります。
その途中にあるこの平坦区間で唯一と言っていい補給地、モンキーセンターで小休止。