(初出:2012/04/17)
ただいまのうた 簡単に感想などを。
一言で言うと「面白かった」です。(・∀・)
まず作画ですが、水準というところ。
基本的に読んでいて痛々しくなるような事もなく、物語に集中できます。
決して上手ではありませんが、違和感なく読ませてくれるという点ではさすがプロ、というところ。とはいえ「手慣れた感」が感じられないのは一コマ一コマ真剣勝負しすぎなのかもしれません。(いい意味で!)
物語は、ヘヴィな境遇を背負っている兄弟達が、ケンカしたり仲直りしたりしながら、基本的に元気にしぶとく楽しげに,そして幸せに生きているぜ、という、まさに
「ハイテンションなキャラ達が繰り広げるゆるーい日常系青春? 家族ドラマ」
です、ハイ。
「何それ?」とツッコンだ私ですが、読んでみて納得しました。
冒頭はアニメ「パパのいう事を聞きなさい」状態。
どうなることかと思っていると主人公の紅一点の女の子のたくましさに全て救われていく感じで、読者が他のキャラと一緒に主人公のパワー(いい意味でも悪い意味でも)に引っ張られる感じでグイグイと読ませてくれます。
内容はユルいのですが、テンポが良くて、4冊程度はあっと言う間に読み終えて続きが待ち遠しくなる、そんなお話しでした。
惜しむらくは、掲載ペースが遅い事でしょうか。
次巻がでたらもちろん買います。