しばらく放置状態だったオールドレンズ用防湿庫の虫干しをするきっかけを作ってくれたα7Ⅱには感謝をしております。
個人的に大好きだけど、フードがないとエラいことになるしマウントアダプターは不格好だし、何よりレンズが重すぎるしぃ、ということであんまり外に持ち出すことのない鷹の目ロッコール。
「世界中の殆どのレンズの焦点距離をカバー」するらしいα7Ⅱの焦点距離チョイスの画面を呼び出すと……ふっ。
58mmないじゃん!
55mの次は60mmってずいぶんだな、おい!ヽ(*`Д´)ノ
ということで、近い方の60mmで使用しました。
F1.2のオールドレンズっぷりは伊達じゃない。
このハロっぽい絵を見よ!
でも、こういうの、好きだけどな!(・∀・)
最新の55mmとかと比べても明らかに階調性が低いけど、気にしたら負け、というかそういう完璧なものをこの手のレンズに求めないのがルールですしね。
……なんて事を書いていてフト気付きました。
私は別にオールドレンズ遊びをしたくてα7Ⅱを買ったのではないのだよん、と。
とは言え、現在のFEレンズのラインナップには私の食指が動くレンズはナッシング。
16-35mmなんて魅力的な焦点距離なんですが、全然寄れないので使い途が限られちゃってバカバカしくて手が出ません。
予約してまで買った24-70mmも寄れないし、何より個人的にあのレンズの描写は値段に見合わない(低い)と思いますん。
センササイズが違うので直接比較してもナンセンスなのは重々承知の上で敢えて言っちゃうと、OLYMPUSのPro14-40mmの方が何百倍もいい、というかアレを使っちゃうとFE24-70Zなんてバカバカしくて使えない。レンズ込みの大きさはあんまり変わらないというかOLYMPUSの方がちょっとコンパクトだしね。
つまり14-40レベルの描写性能が欲しければもっともっとでっかくなるよ、という事なのでしょうね。
描写上げて、かつ寄れるようにしました。でも大きさは3倍になりました、ではそれはそれで買わないと思いますし難しいところなのでしょうね。
なので私は結局複数のマウントで気分によってチョイスするしかないわけで。
Nikon 1システムがμ4/3レベルの画質になったら、面白い存在になると思うんですが、それはまあ今のところは無いものねだりですし、これからも面白いマウントが出てくるかもしれませんからまだまだミルクス=MILCS(Mirrorless Interchangeable Lens Camera System) から眼が離せませんな、という感じです。
そんな中で、現在135フルフレームのセンサを搭載しながらボディ内に手振れ補正システムをブチこんで、かつ135フルフレームの1/4の面積しかないE-M1と同じ大きさレベルに収まっているコンパクトさは素晴らしいと思います。
さらにコンパクトだったα7系をいい意味で吹っ切ったα7Ⅱ系(って、まだ一機種ですが)は普通に持ちやすく、シャッターを押し安くなりましたし、手にした時のボディの剛性感が全く違います。ある意味でボディ側の欠点はかなり無くなったと思います。
レンズシステムはこれからに期待するしかありませんが、Zで始まる青いエンブレムなんて要らないので、αレンズをEFマウント用にリニュアルしていってもらいたいところです。
取りあえず欲しいのは50mmマクロと多少暗くてもオッケーなので「寄れる」表標準ズーム。そして20mmF2.8を光学系含めてリニュアルして欲しいっすね。星景撮影に使えるレベルで。
とまあ、交換レンズに対する要求ばかりが出てくるってことはつまり、ボディに対する満足感はかなり高いんだと思います。
ということで、現時点では満足度高し。
ま、いいかげんにタッチパネルを採用してタッチシャッターさせろ! と言っておきましょう。