世間では消費税切替による買い物云々で人だかりだ渋滞だという話で賑やかな限りですが、わが家は二人ともとそういうことに鈍感というか、興味がないので別段買いだめだの「このタイミングで◎◎を買っとくか」だのという消費行動とは無縁の週末~月末でございました。
というか「どこも混んでるだろうから、この週末は引きこもりで」って感じでまったりと過ごしていたわけですが、よく考えると3/31日にクルマのオイル交換作業を予約していたのでした。
「これって、いわゆる駆け込み消費行動ってやつじゃね?」
とまあ、ギリギリ? 世間のビッグウェーブに乗っていた事を認識した今日この頃です。
で、オイル交換は今週いっぱい、予定では土曜日までかかるので、31日から代車に乗ってます。
私はどうやらディーラーにはお客としては甘く見られていたようで、今までの代車はカローラとかマークXとかの「すみません、もう勘弁して下さい」的な、運転するたびにその「事故ったら死ぬだろうな」的な安心感のない「走る・曲がる・止まる」系フィーリングにイラっと来る(個人の感想です)ようなものばかりだったのですが、消費税5%最後の日になってようやくマトモな代車に巡り会えました。
つうわけで、「ランドローバー FREELANDER 2 、まだ数十キロしか走ってないから死ぬほどいい加減だけど」なレビューなど
2013年モデルですが、走行距離は私の車ととんとん。つまり下ろしてさほど経っていないこともあり、内外とも綺麗です。特に内装が綺麗なのは生理的に嫌悪感がなくて実にありがたいです。
二日程乗ってみたのですが、ドアは4枚あるし、キャビンもカーゴルームも広くてユーティリティが実に良いなあ、と当たり前の事に感心しております。
ダッシュボード周りの内装がプラやPVCで、革とウッドとアルミで囲まれた内装に慣れているといきなり安っぽく感じてしまうものですが、コイツの場合は安っぽいというよりも実用的な装備だし、これで充分かな、という気になるのが不思議な所です。
国産の某車などはウッド(調?)のインパネで高級感を演出してますが、それがかえって貧乏くさく感じるのと対照的な感覚です。
なんというか、マテリアルより全体のデザインとセンスが重要なんだな、とつくづく感じました。
実はこのフリーランダー2、発売された当初気に入って「SUV買うならこれがいいなあ」と思っていたクルマでした。
「地味だけどちゃんとしている」感があったからですが、もちろんその当時はSUVを買うという選択肢はなかったので全く縁が無かったのですが、そろそろモデル末期かなあ、というここへ来て一週間という短い期間ではありますが出会えたのは運命かもしれません。
特に気に入ったのはカーゴルームの広さです。
折りたたんだBROMPTONを二台、縦に並べて積めそうです。私の車だと縦は不可能。横とナナメという、ちょっとした工夫が必要なのですが、そうするとカーゴルームにさほど余裕があるわけではなくて大きな荷物は後部座席へ、という事になってしまいますが、コイツだとまだ全然余裕じゃん、なんて気持ちが大きくなりそうです。
まあ、要するに全高と全長が全然違う、っていうのはそういう事なんですが。
なんだかんだいって、EVOQUEはゴルフ程度。その辺をたくさん走っているプリウスよりも小さいですからね。むしろゴルフよりトランクがかなり広い事を自慢して良いくらいですし。
エンジンやシャーシの基本部分、そしてAWDシステムがEVOQUEと同一のFREELANDER 2ですが、走行フィーリングは予想以上に違っていて、むしろ全然別物といった感じですがこればっかりは違うクルマなのでどうしようもないところですね。
気になったのは実は乗り心地で、全然わるくはないのですが、自車と比べると「ああ、SUVってこんな感じだよね」的な悪い意味での感触があります。
つまり乗り心地の差=値段の差なのかな、と妙に納得してしまいました。まあ、その公式でいくと同社フラグシップのレンジローバー VOGUE Autobiographyなんかはそりゃあ腰とお尻が蕩けるような乗り心地になるのでしょうね。高すぎて買えませんけど。というかそれが買えるお金があれば、実用SUVはこのコンパクトなFREELANDER 2で充分なので、余ったお金でAlfa Romeoの4Cスパイダーを買って、さらに余ったお金はドライブ費用に充てますわ。(・∀・)
いくら乗り心地が良かろうが、所有している荘園を見て回る貴族の為に作られた山のように巨大なクルマなど、庶民の私には超ミスマッチってもんですしね。つか、全長5m、全幅2m、全高1,9mとか、今の駐車場だときっと追い出されますわな。